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『ランボー』戦争で敗れた、という現実を実感させてくれた映画

2018/10/01
 
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今回、ランボーを見た人からお話を聞きました!

 

 

 

『ランボー』シリーズでどれが一番お好きですか。

私はためらわずに『1』を挙げます。

シルベスター・スタローンの『ロッキー』シリーズと並ぶ、言わずと知れた彼の代表作ですが、後の一連の作品より心を動かされました。

多くのアメリカ人にとって「戦争」とはもはや一連の中東における治安回復のための介入戦争となっていますが、このランボーの第一作が世に生み出された当時はまだまだべトナム戦争が色濃く尾を引いていた時代でもあったのです。

当時まだ私は大学生で、映画館でランボーを鑑賞した際の評価は、ここまで破壊の限りを尽くす必要がはたしてあるのか、というのが素直な感想でした。

今思い返すと私はあの時代に生きながら、60年代に関する知識が乏しかったように思えるのですが。

まあ、まだ当時は少年だったので代理戦争という理解に苦しむ構図が消化されていなかったことは非難されることではないでしょうけれど。

それはともかく、私も人生についてそれなりの答えを出せる年代になったので、青年時代とは違った物の見方が出来るようになりました。

べトナムからの帰還兵のジョン・ランボーには故国での居場所はどこにもありませんでした。

兵士としては勇敢で最優秀だったランボーも、一般社会においては不適格者の烙印を押されてしまったアウトローに過ぎなかったのです。

ランボーは元のベトナムの戦友達を訪ねて親交を再び築こうとしましたが、相手は既にこの世を去っており失望だけだ残されたのです。

そんな折、カナダとの国境に近いモンタナの小さな町でランボーは小さな行き違いから逮捕されてしまいました。

罪名は放浪罪。

流れ者を嫌った町の保安官から立ち入りを拒否され、隣町までの境で車から降ろされたのです。

温かい食事を摂りかっただけのランボーはこの不当な扱いを受け入れずに、逮捕されたのでした。

保安官も悪人ではありませんでした。

彼もかつては軍役に就いたことがあったのですが、世の一般的な帰還兵に対する仕打ちを当然のことのように思い込んでいましたね。

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第二次世界大戦の時と違ってべトナム帰りは冷遇されたのでした。

最優先で再就職できた時代とは世の中が変わっていたのです。

善き市民でありたい。

ランボーもかつてはこう願っていたはずです。

しかし、地獄から解放されたはずのランボーらを待っていたのは新たな地獄の始まりだったのです。

それも愛する故国で。

留置場でもランボーを人間としては扱ってくれませんでした。

そうこうしているうちにランボーの記憶から捕虜となって拷問された恐怖が蘇り、看守達を簡単に倒して脱獄してしまいました。

警察はもちろん全力でランボー追いますが、戦場の冷徹な支配者の前では全くの無力でした。

保安官助手の一人が事故で命を落とし、彼らの怒りに火が点きました。

ランボーを殺せ。

しかし、あっという間に残りの追っ手を全員ランボーは倒し、みんな殺せたんだぞ、と保安官に言い残してランボーは姿を消しました。

辺境の小さな町で起こった事件は思わぬ方向へ進みました。

地元の州兵まで狩り出して一人の浮浪者を追い詰めます。

そこへ一人の高級将校が姿を現します。

まずランボーをここから逃がせ。

それから逮捕しろ。

でなければ死体の山ができるだけだ。

軍人に反感を持つ警察側は耳を貸さずに、廃坑に立てこもったランボーを攻撃し、生き埋めにしてしまいます。

これで終わった。

誰もがそう思ったでしょう。

でも屈強なランボーは生き延びており、解かれた包囲網の網を潜り抜けて、盗んだ州兵のトラックで町へ舞い戻るのです。

その結果、一人の元兵士ランボーの仕業で小さな町は破壊し尽くされました…。

ランボーはなぜあそこまでしなければならなかったのか。

30年経過した現在、答えの一つが見つかった気がします。

お前らが仕掛けてきたんだ。

だから俺は戦い抜いてやる。

アメリカ人は陽気で親切な人柄で知られていますが、敵に対しては降伏するまで戦い抜くという性質があります。

敗北を嫌う国民性なのですね。

ですから勝てなかった戦争に対して真っ向から意見を述べる勇気をあの当時は失っていた。

そう私には思えます。

ランボーはベトナムからの帰還兵の代表だった。

だから自分達を虐げてきた勢力に対して徹底抗戦をしたんだ。

そう分かった時、映画に対する私の見方は変わりましたね。

ランボーの1分の心からの叫びは、世の中に対する警鐘でもありました。

俺達を見捨てたのは誰なんだ、という。

後の作品は商業的には成功しましたが、最初のメッセージ性はもう殆ど感じれれないのが残念でたまりません。

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