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一筋縄ではいかない武将たち㉕ 加藤清正について

2018/10/01
 
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画像 加藤清正公像

 

秀吉子飼いの猛将 加藤清正(1562年―1611年)

 

正統派武将、加藤清正。戦いに強く、領国経営にも優れ、忠誠心にも溢れる清正は数ある戦国武将の中でも人気の高い人物です。

 

秀吉子飼いの武将・加藤清正の活躍

1562年刀鍛冶・加藤清忠の子として尾張に生まれました。幼くして父を失い、遠縁となる豊臣秀吉とその妻ねねを頼って1573年に近江長浜城主となったばかりの秀吉に小姓として仕えました。夫妻は清正の将来を期待し、可愛がり、清正もこれに応えて生涯忠義を尽くし続けました。

 

1582年、中国計略中の秀吉が冠山城(かんむりやまじょう)を攻めた時に、清正は城への一番乗りを果たして奮闘。本能寺の変が起きると、秀吉と共に中国大返し(1582年に本能寺の変の知らせを聞いた秀吉が明智光秀を討つために毛利氏と講和をまとめ、備中から京に向けて取って返した軍団大移動のこと)を行い、山崎の戦いにも参加しました。翌年の賤ヶ岳の戦いでは敵将・山路正国(やまじまさくに)を討ち取る武功を挙げ、秀吉より「賤ヶ岳の七本槍」の一人として3000石の所領を与えられました。

猛将として知られている清正ですが、豊臣政権の財務官僚としても才能があり、九州平定後の戦後処理や改易された土地に新しい領主が入国するまでの臨時の統治業務などもこなしました。1589年に天草で一揆が起きると、小西行長の説得を無視して出兵し、あっというまに鎮圧。領国である肥後での治世も良好で、南蛮貿易、治水政策、農業支援にも優れた手腕を発揮しており、武将としても領主としても申し分ない人物でした。

 

小西行長との確執

1592年、秀吉は朝鮮出兵を実行に移します。文禄の役に加藤清正は二番隊を率いて参加しました。彼の活躍はここでもめざましく、漢城を落として朝鮮国の王子二人を捕虜にして満州まで進出。また城攻めのために攻撃兵器亀甲車を考案して秀吉に賞賛されたという話しも。しかし、戦場では誤解なども重なって一番隊の小西行長や、石田三成との確執が生まれ、朝鮮義兵の蜂起と、朝鮮の宗主国である明(みん)の派兵によって形勢は逆転。そして、小西行長が進める明との講和交渉を妨害した清正は、秀吉の怒りを買い謹慎処分となってしまいます。

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しかし、そこは秀吉の実の子のように共に生きてきた清正。秀吉への忠勤さにはまったく揺るぎがなく、1605年の慶長地震の際には、秀吉の身を案じて謹慎中であることにも関わらず、伏見城へ駆けつけたとか。

続く慶長の役においても小西行長と反目しながら戦い続け、過酷な戦線を戦い抜いていました。やがて秀吉の死をもって清正たちは日本に帰国します。その後、清正は五大老の徳川家康に接近し、関ヶ原の戦いでは石田三成の挙兵となった後に黒田官兵衛と連絡を取って東軍に参加します。反目し合っていた小西行長は西軍でした。黒田軍と共に出陣した清正は、小西行長の宇土城を始め、九州の西軍勢力を次々と打ち破り、東軍勝利に貢献しました。

画像 熊本城

 

最後の恩返し

1611年、二条城において実現した家康と秀吉の息子豊臣秀頼との会見。加藤清正は二者の和解に尽力しました。ただし、ここでの清正の立場は、秀頼ではなく家康の十何頼宣(よりのぶ)の護衛役、つまり徳川方としての立ち会い。そのとき清正は胸元に短刀を忍ばせて密かに秀頼を護衛しようとしていたといいます。会見は無事に終了しましたが、清正は秀吉の恩に報いることができたと涙を流し、その後熊本への帰国途中の船内で発病、熊本で死去しました。享年50。最後まで忠心を忘れなかった清正でした。

 

 

明石 白(あかし はく)

ライター

愛媛生まれ、大阪育ち。バンコク、ロンドンを経て現在マドリッド在住。CM制作会社(大阪)、フリーライター兼イベントプランナー(大阪)、広告代理店(バンコク)、国際見本市出展関連の会社(ロンドン)などの仕事を通じてコピー、イベント台本、イベント企画などの経験あり。得意分野は日本史、文学、不思議系や海外ネタ。趣味は日本史の中でまだよく知られていない素敵な人物を発掘すること、路上生活者や移民の観察そして空想。よっぱらい師匠の言葉「漫画は文化」を深く信じている。

 

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