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【3分で学べる】戦国あれこれ⑥ 合戦小道具について

2018/10/01
 
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合戦小道具

 

合戦に必要な道具は種々雑多。大将の権威を示すもの、合図に使うものなどいろいろあります。合戦の勝敗を左右することもあるこれらのアイテムについて、いくつかピックアップしてみます。

 

 

采配、軍配

采配は、棒の先に短冊状の布を何枚もひらひらさせたもの。端にひもがついており、鎧の鐶(かん)に通して手から離しても落ちないようになっていました。これは、持ち主が部隊の指揮官であることを示す目印の一つ。日本では16世紀から幕末まで使われました。軍神を勧請(かんじょう/神仏の来臨を請うこと)するものと考えられ、色は白、朱、金、銀などがありました。

 

采配代わりに使ったのが軍配。相撲の行司が持ってますよね。正式には軍配団扇(うちわ)といいます。

室町時代末期から武将の間で指揮をとるのに団扇を使うことが流行。軍陣用のため羽の部分を皮で造り、漆を塗り、柄は鉄を入れたものができました。敵の太刀や矢玉を避けるのにも役だったそうです。形は円形とひょうたん形が多く、まれに角形があります。黒漆・朱漆塗り、あるいは金銀箔押しなどされ、ちょっとした工芸品並み。無地のほか戦勝祈願や日月、卍、梵字などを描き、長い柄を付けて腕から離れないように小さい穴をつけて腕貫(うでぬき)の緒をつけました。軍配に日取り図や潮の干満の時刻をメモしておいて即座の軍略に備えたりもしたそうです。

 

陣太鼓、陣鐘(じんがね)、法螺貝(ほらがい)

合戦中は、喧噪のために指示の声も思うように伝わりません。そんな時に重宝されたのが陣太鼓、陣鐘、法螺貝など高らかな音が鳴り響く道具。兵士たちは、これらの音の出し方の違いによって指示を解釈しました。

 

陣太鼓は、軍の進退を指示し、士気を鼓舞するために打った太鼓。古くは奈良時代から記録がありますが、実際の普及は組織的に戦うことを必要とした戦国時代から。背負った陣太鼓を打つ様子が合戦図にも残っています。陣太鼓という言葉自体は古い文献になく、近世になってそう呼ばれました。

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陣鐘は、合図の軍器です。太鼓や法螺貝と共に、集団戦を主とする戦国時代に普及。近世になって軍陣専用の陣鐘という呼称を使うようになりました。

 

法螺貝は、大型の巻き貝の殻頂を切り、吹き口をつけて吹奏するホルン属の楽器。日本へは入唐の僧により密教儀式の法具として持ち帰られました。合戦での信号などに使われました。山岳修行の際、悪獣を避けるために用いたものでもあります。

 

合戦で一番目立つのは旗。誰が軍を率いているのかを一目瞭然にする目印ですから、何本も立てられました。強い武将であれば、相手を威圧するメリットも。大将や軍そのものの象徴であり、必需品です。武将たちの個性、哲学や人生観までが表れたものでした。武田信玄の「風林火山」、真田幸村の「六文銭」、上杉謙信の「(毘沙門天の)毘」などが有名ですね。

 

当時は、戦目付(いくさめつけ)という合戦の状況を見届ける役目の武士が、旗印を見て活躍ぶりを判断していましたので、昇進やボーナスをゲットするために自分の旗を目立たせてアピールしながら戦ったわけです。

 

おわりに

太刀や兜、そして鎧など戦いに直接必要な道具とは別に、合図や目印に用いられる道具は、組織的に戦うことが必要とされた戦国武士たちには、なくてはならない武将の必需品だったのです。

 

明石 白(あかし はく)

スペイン在住という効率の悪い日本史バカ。ライター。歴史記事とコマーシャル記事とかコピー書いてます。日本史を日常に。

明石 白(@akashihaku) Twitter  https://twitter.com/akashihaku

 

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