【3分で学べる】戦国あれこれ⑧ 戦国兵士の戦めし | あかねいろ01

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【3分で学べる】戦国あれこれ⑧ 戦国兵士の戦めし

2018/04/09
 
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戦国兵士の戦めし

 

合戦では、いくら身分の高い武将であっても、普段の生活のように自由に食事ができたわけではありません。長い行軍、続く戦いの中でどうやって戦うためのエネルギーを補給していたのでしょうか。

 

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主食はやはり米

実は、戦が始まると、兵士たちは普段よりも良い食事をさせてもらえたんです。体力勝負の戦ですから、ちゃんと食事して力をつけなければならず、白米や大豆の味噌を使った食事がちゃんと出されたそうです。もちろん日本のソウルフード・にぎりめしも用意されていました。しかし、長い移動や戦闘が激しくなると、いちいち調理もしていられなくなります。

そこで、兵士が携帯していのは、干し飯(ほしいい)と炒り米(いりごめ)と呼ばれる米です。

 

干し飯とは、普通に炊いた白米を、水で洗って粘りを取り、乾燥させたもの。ポリポリ食べられ、ソフトなご飯を食べたいならば、水にしばらく浸しておけば、普通のご飯のように柔らかくなりました。炊きたてのようにはいきませんが、空腹感を満たすためには十分使える「インスタント」食品。

炒り米は、黒米や赤米などの玄米を鍋で炒って作ったもの。これはもっとぱりぱりしています。

 

スタミナは味噌で補う

タンパク源は味噌で補給。大豆から作られる味噌は、タンパクと共に塩分の補給にもなるのです。長い行軍では、味噌を兵士一人一人に持たせました。そのままの味噌は腐ったり、カビが生えたりするので焼いて味噌玉にして携帯したようです。ただし、味噌にも限りがあるため、時には麹(こうじ)を加えた大豆を紙に包み、布袋にいれた「味噌の材料」を持ち運びました。それを持って行軍するうち、自然と適度な運動(熱)が加わって、数日後には風味豊かな味噌が出来上がる、というわけです。

 

梅干し

保存食の王様、梅干し。もちろん戦国の男たちも持っていました。戦闘では大量に汗をかき、なおかつ蓄積される激しい心身の疲労には、梅干しに含まれる塩分やクエン酸が体力回復に力を発揮。種を取って糸で繋ぐなど携帯しやすいように工夫されていました。

 

荷縄のような「ズイキ」

すごい食べ物があります。里芋の茎である「ズイキ」を長く編み、味噌、酒、鰹節で煮込み乾燥させたものです。なんと普段は荷縄として使います。でも、空腹時に必要な分だけ刻んで熱湯をかければ、茎にしみこんでいた味噌が溶け出して、あっという間に陣中味噌汁のできあがり。「元祖インスタント味噌汁」です! ちなみに鍋は銅製の陣笠を使用。過酷な戦で生き抜くたくましい足軽たちの非常食の一つでした。スルメのようにかじって食べることもあったとか。

 

兵糧丸

戦の定番の行動食。これを鎧に巻き付け携帯して食べました。作り方は、米・白玉粉・そば粉・きなこ・すりごま等を酒で練り、丸めて蒸した後、天日干しにします。1日に2,3個食べれば空腹にならず、疲労回復にも役立つ優れもの。各軍によって細かいレシピは違い、軍の機密事項だったそう。ちょっと甘目で、悪くない味だそうです。

 

おわりに

その他にも野生の鶏を捕まえて卵を食料にし、干し柿なども食べました。焼酎は飲用だけでなく傷の消毒にも使われることから重宝されたということです。

工夫をこらし、食料を確保していた戦国の強者たち。こうやって彼らのエネルギーがチャージされていたんですね。

 

 

明石 白(あかし はく)

スペイン在住という効率の悪い日本史バカ。ライター。歴史記事とコマーシャル記事とかコピー書いてます。日本史を日常に。

明石 白(@akashihaku) Twitter  https://twitter.com/akashihaku

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