映画『レッド・プラネット』果たして火星に酸素は存在するのか?

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2001年に公開されたアメリカ映画であるレッド・プラネットは名前からわかるとおり火星についての話です。
レッド・プラネットは、ストーリがよく考えられているなというのが第一印象です。
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2050年ごろは地球は環境汚染で破壊され、次なる住処を火星として選ぶところは、今でも設定としておかしくありません。
ある意味現実味があります。
火星には地球のように空気がないのでそのままでは生活できないのですが、映画では大量の藻を送り込んでおいて成長する過程で酸素を発生させるというのはとんでもないアイデアですが面白いです。
レッド・プラネットでは藻の発生状況がわからないということで科学者グループがロケットに乗り込み火星に向かいます。
そして、女性船長がどこかで見た人だなと思い調べてみると、キャリー=アン・モスという女優でした。
彼女はマトリックスに出演していたトリニティ役で、レッドプラネットの1年前の作品でしたので、おそらくその人気で主演に抜擢されたのだと思います。
ロケットが事故にあい、キャリー船長だけが母船に残るのは少し残念でしたが、復旧させるまでの手順を地球との通信をしながらなんとか修復させるところは、化学的検証されているなという印象を持ちました。
この映画で一番驚いたのは火星に築き上げていた研究棟が破壊され、宇宙服を着た5人の船員の酸素が無くなり、これまでかというときに思わずヘルメットを開けた瞬間です。
なんと火星には空気が存在していて、呼吸することができるようになっていたところです。
なぜ空気が存在していたのか、母船に帰るためにどのように工夫していくのかが後半の見どころです。
けれども、調査ロボットが戦闘モードに切り変わっていて、本来船員の味方であるはずが逆に命を狙う役割に変更していたところはあっけにとられました。
空気を作り出していたのは宇宙昆虫といわれる生き物でですが、人間まで食べてしまう設定は斬新ですごいアイデアです。
母船に帰る手段として、昔到着していたロシアの調査船を利用するところや、調査ロボットのバッテリーを利用して故障していた宇宙船を復活されるところは科学的で説得力がありました。
この映画を見て気が付いたのは、宇宙を舞台にしているのでロケットに乗り込んでいた6人しか出演していないところです。
そして、最後は2人だけ生き残ってしまうところです。
人の裏切りあり、恋愛あり、友情ありと人間ドラマとしてもとらえることができる映画でした。
キャリー=アン・モスという女優はきりりとしてすごく魅力的なので見てよかったと思いました。