嵐が2020年いっぱいで解散の理由は?国民的アイドルグループがなぜ今?

国民的アイドルグループ嵐が、1月28日の夜、「解散」の記者会見を行った。
先に述べておくが、「解散」と多くの報道や記事で書かれているが、「一時休止」の方が会見を見ると正しいだろう。
会見では、この発表に至るまでの経緯、どういう思いでこの発表に至ったか、今彼らがわかる範囲での今後のこと…
などなど、彼らは言葉を選びながら誠心誠意伝えてくれた。
なぜ「2020年12月31日」に解散なのか。
その理由はいくつかありそうだが、大きな理由のひとつは「嵐で“ご飯“を食べている人がいるから」
嵐は日本ではほとんど知らない人は居ないのではないか、というくらいの国民的アイドルグループで、同時にそれだけの経済効果がある。解散となればその経済効果もかなりのものだろう。
目次
「自由な時間とその先の景色が見たい」人気アイドルグループとしての20年間とは?
嵐リーダー、大野智氏が伝えてくれた「何にも縛られない自由な時間」や「見たことの無い新しい景色」という言葉は、国民的アイドルグループにしかわからない、責任感やプレッシャーがあってこその言葉だろう。
この20年間、嵐として幅広い仕事をこなしてきた彼らは、彼らにしか分からない葛藤や壁もあったのだろう。
それでも足を止めずに活動し続けてくれたことに、我々ファンも感謝するべきなのだろう。
2年間一度「嵐」としては立ち止まり、何にも縛られず時間を過ごす。
そのことが今の嵐にとってはどれだけ難しいことか、そんなことも感じられる会見だった。
もちろんメンバー皆生き生きとテレビ番組に歌にダンスに、いつも元気を与えてくれた。
ただ嵐もファンと同じ人間。自由になるべき時間があって当然なのだ。そして彼らは一度立ち止まった後にまた復活するかもしれない、という希望も述べてくれている。
期待し過ぎは申し訳ないが、期待したいところだ。
解散?一時休止?
「解散」と「一時休止」ではだいぶ意味合いが異なってくる。
一時休止であれば、期待ができるからだ。会見中、相葉氏は「また整ったら嵐を巻き起こしたい、いいんだよね…?」と大野氏に確認。
大野氏も「巻き起こしちゃいますか」と、答えてくれた。
期限は発表されておらず、それは今の嵐自身にもわからないもの。
だが、ゆっくり休養した後にはぜひもう一度、嵐を巻き起こしてもらいたいと、多くの日本人が願っているだろう。
「解散」となると、今まであった当たり前の「嵐」がなくなるということ。
そんな現実はあの会見を拝見すると、嵐のメンバー自身も望んではいないのではないかと感じられる。心身共に健康で走り続けるために、必要不可欠な期間なのだろう。
2020年に解散する理由とは?
先ほども少し述べたが、嵐がこのように約2年間という期間、余裕をもって発表したのには、嵐を取り巻く多くの関係者陣への配慮と言えるだろう。
確かに日本の多くの大企業の広告に、嵐が登場する。航空会社や電機メーカー、飲料メーカーや食品関連など、嵐5人ではもちろん、メンバー単独でも多くのCMやポスターが見受けられる。
そんな嵐が突然活動休止となると、それによる経済効果は計り知れないだろう。
それから嵐はまさに「国民的大スター」である。今や日本国内だけでなく海外にも多くのファンがいることから、「国民的」は正しくないかもしれないが、多くの日本人が愛している、という意味では国民的アイドルだろう。
そんな嵐が一時休止となると、ファンクラブの人数が急増したそうだ。松本潤氏が述べていたように、「より多くの方に見てもらいたい」、そのためにも2年間という期間があるのだろう。
多くのファンが、コンサートツアーに申し込んでいる。
2020年12月31日までの嵐とは?
約束の日まで残り約2年弱。
まず、嵐は多くのライブツアーを控えている。
先ほども述べたが、こんなにも愛されている嵐のライブはコアなファンではなくても一度は見たい、という人が多いのではないか。
会見では主に松本潤氏が今後について、「現段階で決まっていることは本当にあまりないが、やりたいことはたくさんある」と述べていた。
今の段階で決まっているコンサートツアーやテレビ番組などでも十分忙しいと思われるが、熱いファンサービスを最後まで期待できるのではないかとも感じられた。
そう、残り約2年間とは、ファンも関係者陣もそして嵐自身も含めた「みんな」のためなのかもしれない。円満に駆け抜け、一度しっかり立ち止まる。
そのための2年間なのではないだろうか。
国民的アイドルグループ 嵐の偉大さ
今回の一連の嵐の報道は、多くの日本人が驚いただろう。
ただ同時に、多くの日本人が「ありがとう」、「本当に20年間、お疲れ様です」、「また復活を待ってます」という気持ちになったのではないだろうか。
寂しいけれども、嵐のメンバーには「元気で」頑張ってほしい、という思いがファンにはあるだろう。
数多くのテレビ番組や映画、企業のPRや雑誌など、日本中どこに居ても嵐を見ることが出来た。
その「当たり前」、このまま続くのであろうと思われる「当たり前」がなくなることで、多くの人間がこのグループの偉大さに改めて気付いただろう。
嵐5人の素晴らしい人間性やグループの絆を強く感じられる会見だったからこそ、また明るくて楽しい5人が戻ってくることを心待ちにしたいと思う。