高齢者の運転免許証更新の認知機能検査の現実問題は?1回で認知症が解るのか!?

今回の東京の池袋での乗用車の暴走事故問題を受けて高齢者の運転免許証更新問題について考えてみましょう。
高齢者の認知機能の低下を測る方法はというのはいくつか方法があります。
けれども、どの測定方法も一長一短の特徴があり測定結果についてはあくまでも認知機能の低下を測った結果の参考程度にすることが目的なような感じがします。
高齢者の認知機能検査のデメリットとは?
高齢者の認知機能検査のデメリットは、高齢者の検査を受けるた時の体調や精神状態によっても検査結果が大きく変わってしまう事があることが問題です。
この問題関しては何も高齢者だけの問題ではなく、ごく一般の人でも起こりうる問題です。
例えば、体調が悪くて頭が痛いときは思考力が落ちますし、何か考え事をしているときは他の事に集中できない。
といったことが一般の人でも起こるからです。
ただし、高齢者の方達は体力や理解力の低下から一般の人よりこのような状態になる頻度が高くなっているのが原因ではないかと考えています。
高齢者の運転免許証の更新は実力以上の能力の発揮!?
このようなことを踏まえて、高齢者の方たちも運転免許証の更新といった場面では、とても緊張していつも以上の集中力を発揮している事が考えられるため検査結果がよく出ることが多いのだと考えます。
けれども、体調不良の場合には運転免許証の更新での検査結果は悪くなってしまうことがあるのも事実だと考えています。
ただし、たいていは免許証更新時は集中力が普段以上の状態の高齢者が多くいて検査結果はよく出ることが多いので更新できている様子なんです。
果たして高齢者の検査は運転免許証の更新の一回だけで良いのか!?
高齢者の方たちは現在、運転免許証更新の時だけの1回だけ検査で済ませてしまうことは限界があると考えます。
本当に認知機能の低下の検査をするのであれば普段の様子や日常生活でも継続的な様子観察が大切になってくると思います。
ただし、現実問題としては高齢者の数の増加に伴い検査を受ける高齢者数も殖えているのは事実です。
超高齢社会になっている世の中です、政府の予算にも限りがあるなかで、今後どのように認知機能の検査をしていくかが引き続き課題だと感じています。
いまやれることは、現在の運転免許証更新時にだけの検査では、限界があることを前提として高齢者の周りの方も普段から注意してもし、理解力の低下がみられるようであればその高齢者に運転するのをやめるようにうながしていきましょう。